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津軽三味線奏者・こうのひとしの「のすけLIFE」  

広島を拠点に津軽三味線をお仕事にして生活しています。日々の出来事や面白いと思ったことなどを書いています。うさぎとチンチラを飼っています。

byこうのひとし

生徒さん「三味線弾いてる時間がほんとに楽しくて」

最近、生徒さんから「三味線弾いてる時間がほんとに楽しくて」とか、レッスン後「あー、楽しかった!!」って言ってもらったり。

声に出して伝えてもらえることが多くなった気がします。

これまでも、もちろんそうだったと思うのですが、(楽しくないとレッスン通わないですし)声に出して伝えてもらえると尚のこと嬉しいですし、励みになります。

別の生徒さんからは、「先生とのところに遊びに来てるんです。」と言ってもらえたり、「先生と世間話するのも楽しいんです。」と言ってもらえたり。

これもほんとに嬉しくて、教室が日常とは違った癒やしの場所になれてることなのかなって思うんですよね。


教室を始めて10年以上になりますが、始めた頃は単に技術を教える場所と捉えてやっていました。

そのために、教えるための技術、(感覚を言葉に変換するとか、どのような練習法がその人にあっているかなど)を沢山学び、(自分が弾けてもその感覚を伝えられないとレッスンは難しいです)生徒さんにも技術しかあまり伝えていなかったように思います。

もちろん技術は絶対に必要で、なぜ教室に通うかの第一条件としてその技術を身に付けたいからというものがあると思います。

なので、間違ってはいないのですが、今にして思えば、技術は道具のようなものなのでいくら道具が良くなったところで、使う人の心が育っていなかったら何にもならないのですね。

どんなに技術的にはよい演奏をしてても、人格的に破綻している人の演奏が美しい演奏だとは思えないですよね。

技術、つまり道具をつかう人が大事になります。


そんなこんなで、最近は技術のレッスンは当たり前の話でそれよりも、「さらに楽しくなるにはどうしたらいいだろう」、「さらに好きになってもらうにはどうしたらいいだろう」といった具合に、まずは三味線という楽器を好きになる、楽しくなるにはどうしたらいいのかということを第一条件に考えています。

実際、プロの演奏家はどの楽器でも言えることですが、技術はあることが前提で(ないと話にならない)それ以外の部分が必要になってきます。

なので、プロの演奏家は技術練習ばかりではなく(プロの演奏家にとって技術練習は歯磨きと変わらないぐらいの日常なのですが)、本を読んだり映画を見たり美術館に行ったりなど(もちろんその人その人の好きなこと)して人としての深さというのでしょうか、それを深めている人が多いように思います。

そうして新たに深みを得ると同じ楽器を弾いていても違った捉え方をすることができ、その楽器のことがさらに好きになってくるんです。

そして好きだからまた楽器のことを大事にできるという好循環が生まれるわけですね。


少し話が逸れてしまいましたが、この好循環はプロ演奏家に限ったことではなく、始めたばかりの初心者のかたでも同じことが起こります。

最近は生徒さんに「練習してください」とはあまり言いません。

なんなら練習が苦痛になるくらいならしなくてもいいと言っています。

これは生徒さんにもよく話しますが、恋人みたいなもんだと話をするんですね。

例えば、好きな相手がいて、その相手のことが好きだったら誰に言われなくても会いたくなると思います。

ですが、どれだけ好きでも会わなきゃいけないになった途端苦痛になります。

なかなか会えない期間があっても、相手を好きな気持ちがあれば忘れないと思います。

ですが、あまりにも長い期間会っていなかったら忘れてしまいやすいです。

それと同様に、三味線のことが好きだったら誰に言われなくても練習をします。

ですが、どれだけ好きでも練習しなければとなった途端苦痛になります。

なかなか練習時間がとれなくても、三味線を好きな気持ちがあれば忘れないです。

ですが、あまりにも長いこと触れていなかったら忘れてしまいます。


プロ志望でされる方においては、多少義務的な練習は必要にはなりますが、ほとんどの方は生活を豊かにするために教室にこられると思います。

そのために、わざわざ苦痛な思いまでして練習はされなくてもよいです。

もちろん、短期間で上達をしたいとなると話は変わってくるのですが、長い人生の相棒としてだったらじっくりと付き合っていけばいいと思います。


そんなことが生徒さんに伝わって、生徒さんからすごく嬉しい言葉を聞くことができるようになってきたのかもしれません。

実際、レッスンをしていて私も以前よりもさらに楽しいです。

これからも生徒さんの笑顔のみれるレッスンを継続していければと思います。

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念願成就コンタクトレンズ

念願のコンタクトレンズを作りました。

唐突に何を言っているんだという話ですが、ずーっとコンタクトにしたかったんです。

ただ、私はドのつくほどの乱視でして。

10年くらい前に一度だけコンタクトを作った時には

「ハードレンズしかできません。」

と言われて作ってみたはいいものの、初めてのコンタクトで慣れないことによる目の痛みプラスちょうどその時分タイミング悪く花粉の時期とも重なり、とにかく痛い痛い痛い。

ということで、コンタクトを諦めていたわけです。


しかし、ある時どこかで乱視でもソフトレンズを作ることが出来るようになったというのを知りました。

そのことを覚えていて、たまたまつい先日付き添いで眼科に行った折、ダメ元でソフトレンズのコンタクトができるか聞いてみることにしました。

すると、

「メガネとは見え方は少し変わるけど出来るのは出来る。

けど、乱視がきついからもしかしたら難しいかもしれない。」


ということで、コンタクト屋さんでできるかどうかの調整。

ここのご主人がものすごく愉快で素敵でしかも腕の立つキャラクターのご主人だったのですが、開口一番

「うーん。しびれるねー。ほんとすごく変わった目だね。これは難しいけど、やってみよう。」

と。

先述しましたが、どうやら私の目は通常の乱視の人よりも極度の乱視でここまでの乱視の人は珍しいのだと。

それを聞くと、10年前にハードしかできませんといわれたのも納得です。

ソフトだと相当に難しいのでしょう。

いろいろとテストレンズをつけてみて、その日はそれで終了。


後日、再度コンタクト屋さんへ出向き、私用に仕入れてもらったテストレンズを試してみると、かなり見えていました。

どの程度見えているかというと、運転をしても問題ないくらいの視力まで矯正できていました。

見えてますとご主人につたえると、

「よかったー。ほんとによかった。」

と心からの喜びと安堵の声を聞かせてくれました。

眼科でも言われてましたが、このコンタクト屋さんは乱視を合わせるのがうまいと言われてましたし、ほかのお店だともしかしたら諦めなければならなかったかもしれません。

そのくらい難しかったのだと思いますが、そのおかげでソフトでのコンタクトレンズという新しい世界を手に入れることができました。

ほんとうに感謝です。

ご主人が

「今度はサングラスもかけられるから、マイケルジャクソンみたいなサングラスしてコンサートしなよw」

という冗談まで。

もしかけるならブルースリーのかけてるレイバンですけどねw


今はコンタクトをつけて1週間くらいですが、快適に生活できています。

メガネのよさはもちろんあるのですが、メガネの煩わしさがなくなるというのは私にとってのメリットは大きいです。

ただ、念願のコンタクトにしても人からは案外なにも言われないのは少し寂しいですw

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演奏後記(ゆめタウン廿日市)

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ゆめタウン廿日市で演奏してきました。

お正月からありがたいことに演奏でした。

今回は、キーボードの住さんとのデュオ楽団とおりゃんせでしたね。

2ステージあったのですが、遠方から聴きにきてくださった方がちらほらと。

まさか、行きつけの美容院(可部にある)の美容師さんまで来てくれているとは。(ありがたい)

他にも幼馴染も今回のイベントのチラシをみて来てくれてました。

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曲目は普段よりも皆さんにお馴染みの曲(ルパン3世や風の通り道とか)をセットリストにいれてたりしたのですが、こちらの心配をよそに大変好評でした。

ゆめタウンのお店で流れてる曲「ハローゆめタウン」も弾けてよかったです。

ゆめタウン以外ではなかなか弾けないですからね。

もちろん独奏もしましたよ。

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最後にものすごく嬉しいことがありました。

終演後、現場で片付けや挨拶回りなどをしていると誰かに後ろから軽く肩をたたかれました。

振り向くとそこには見ず知らずの中学生くらいの女の子。

こちらは「ん?」という反応。

すると女の子が涙ながらに

「今日の演奏、本当に感動しました!ありがとうございました!!」

とわざわざ伝えてくれました。

とっても嬉しかったです。

わざわざ伝えるのってすごく勇気もいっただろうに、それでも行動に起こしてくれたことも嬉しいですよね。

楽屋でも住さんとその話で持ちきりで、

「ほんと嬉しいよね。やっててよかったって思うよね。こちらこそありがとうですよね。」

などと幸せな時間を共有しました。

とてもよい正月になりました。

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